「VCOでストレスに負けない脳へ」~「覚える・思い出す」を助けるちから~
2026年1月1日
今月のグローバルスキャンは 2025年11月に発表された論文を要約してお届けいたします。
はじめに
日々の生活で感じるストレスは、心だけでなく“脳の働き”にも影響を与えることがあります。
特に、長い間強いストレスが続くと、覚える力が落ちたり、考えがまとまりにくくなるなど、私たちの学習や記憶に関わる部分が弱ってしまうことがわかっています。
そんな中、最近注目されているのが VCO(ヴァージンココナッツオイル) です。
VCOには、中鎖脂肪酸などの体を守る成分が多く含まれており、VCOが持つストレスで弱った脳をやさしく支える働きに関して、研究が進んでいます。

今回ご紹介する研究では、強いストレスで“覚える・思い出す”力が落ちた状態 が、VCOによってどこまで改善されるか詳しく調べました。
どのような研究?
今回の研究は、インドのマニパル大学の協力を得て、合計21日間にわたって実施されました。

18匹のラットを対象とし、普通の飼育環境グループ、ストレスのある環境グループ、ストレスのある環境でVCOを摂取したグループの3つに分けられました。

そして、8方向に分かれた迷路(ラジアルアームメイズ)を使って、
記憶力の変化に関して詳しく調べました。
この迷路には、「エサが置いてある場所(4箇所)」と「何もない場所(4箇所)」があります。※この配置は実験を通してずっと同じ
一度入った場所を覚えておかないと、同じところに戻ってしまったり、
エサのない方向へ進んでしまいます。
研究では、この迷路を数日にわたって繰り返し行い、下記の2点を調べました。
①エサの場所を選べた割合(%CCE)
迷路を進むときに、エサが置いてある4本の方向をどれだけ選べたかを%で表したものが %CCE(Correct Choice Entries) です。
※1回のテストあたりの平均値を算出しています。
この数字が高いほど、記憶力が保たれていることを意味します。
②覚え間違えによるミス(RME)の回数
迷路にあるエサの配置は、実験を通してずっと同じです。
そのため、“エサがある方向を長く覚えておく力” が必要になります。
ここでは、エサがない方向へ行ってしまうミスを数えました。
これを RME(Reference Memory Errors)=リファレンスメモリ
のミス と呼びます。
※1回のテストあたりの平均値を算出しています。
RME が少ないほど、エサの位置を覚え、長期的な記憶力が保たれている
ということがわかります。
研究の結果
①エサの場所を選べた割合(%CCE)
ストレスだけを受けたグループBでは、エサがある方向を正しく選べる割合(%CCE)が大きく下がっていました。
一方、VCOを与えたグループCでは、この割合が明らかに高く、正しく進める力がしっかり保たれていました。
VCOは、ストレスによる記憶力の低下をやわらげる可能性があることが示唆されました。

②覚え間違えによるミス(RME)の回数
ストレスだけを受けたグループBでは、エサがない方向へ進んでしまう“覚え違いミス(RME)”が多く、長期的な記憶が弱っている様子が見られました。
一方で、VCOを与えたグループCはこのミスが少なくなっており、エサの位置を長く覚えておく力が守られていました。

さいごに
今回の研究から、VCOには、ストレスで弱ってしまう“覚える力”や“思い出す力”をやさしく支える働きがあることがわかりました。
無理のない範囲で、毎日の生活にVCOを取り入れてみると、少しずつ心も体も整っていくきっかけになるかもしれません。
自然の力を味方にしながら、自分らしいペースで、心も脳も健やかに過ごしていきたいですね。
